武蔵野うどんとは

「西のうどん、東のそば」とよく言われますが、武蔵野の地では「おいしいうどんが打てなければ女は嫁に行けない」とまで言われた時代があったほど、その地域ではうどんが日常の食事として、また、正月や、冠婚葬祭・晴れの日には欠かせないものでもありました。
武蔵野うどんの代表的な食べ方と言えば、コシのある冷たい盛うどんを温かい漬け汁で食べるといったシンプルなものが特徴です。
武蔵野うどんは、小麦粉は地粉100%のうどんを手打ちにします。24時間寝かして製麺されたうどんは褐色を帯び、いわゆる田舎うどん風の外観です。地粉のせいかもしれませんが、讃岐うどんのようなコシは今ひとつです。しかし、地元の人は子どもの頃から地粉のうどんを食べていますので、このコシで満足できます。

独特な温かいつゆ

武蔵野うどんといえばやはりはずせないのは肉汁です。節系のダシにかえしでつくられた汁に豚のばら肉とほうれん草が浮く。温かいつゆに冷たく締めたうどんをつけて食べます。食べ始めはうどんも温かくなり気持ち優しい食感が食欲をそそります。汁が冷めてくるとうどんの強さが際立ち始めるのです。食べ初めから食べ終わりまで連続的に変化するうどんの食感の変化。これは見逃せないうどんの食べ方でしょう。
ツユは贅沢なほどのかつお節で取られた滋味深い味で、豚ばら肉のダシに合うように気持ち甘めですっきりとまとまる。関西風や讃岐風のうどんだしに慣れた舌には少々濃いような気もするが関東育ちの人たちには、この手のつゆ一番好きなのです。

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